〇制服は集団の連帯感を高めてくれる【牧村和幸氏(心理研究家)のサイトより】
制服は集団の連帯感を高めてくれるということについて、解説していきます。
アメリカで、ある中学校に制服を導入しましたところ、ケンカや暴力事件が激減し、ルールが守られるようになったという報告があります。このように、制服には、集団の連帯感、一体感を高めてくれて、ルールをしっかり守るようになるという素晴らしい効果があります。日本では昔から、学生は、制服着用の習慣がありましたから、アメリカと比較すると、ケンカや暴力事件の数は、少なかったように思います。
もちろん、ケンカや暴力事件は、どのような時代でも存在してきましたが、アメリカほどに、頻繁に起こったり、凶悪犯罪が頻発しなかったのは、制服を導入していた効果であるということが言えるかと思います。したがいまして、会社などの組織におきましては、自由でラフな格好を許すのではなくて、いち早く制服を導入することが好ましいということです。自由でラフな格好を許してしまうと、 自分勝手な行動が目立ち、会社内の意見がバラバラになって、空中分解してしまう恐れがあります。
最近では、制服を廃止して、自由な服装を許す学校が増えてきていますが、生徒一人一人の個性を重視することができる反面、集団での連帯感や、ルールを守る雰囲気は生み出しにくいというデメリットがあることを認識しておく必要があります。